広島大仏は日本中から忘れ去られた時期がありました。広島大仏の存在や当時のことを知ってほしいと思います。
極楽寺(奈良県) 住職 田中全義
皆様はじめまして、私は広島大仏実行委員会、広島大仏が安座されております紫雲山極楽寺住職の田中と申します。出開帳(でがいちょう)という、ちょっと聞きなれない言葉ではございますが、この度、広島大仏出開帳プロジェクトが実施されることとなりました。
広島大仏は今から半世紀以上も前に広島の地にあり、原爆が落ちた後、人々の平和のシンボルになった仏様でございます。それも原爆ドームの真横の寺に祀られていた仏様でございます。一度皆様の前にお披露目をして、お顔を見ていただけたらと思っておりましたところ、この度、その願いが実現いたします。
広島大仏出開帳プロジェクトは、広島大仏がつないでくださった平和というものをただのイベントとして終わらせることなく、広島復興の第一歩として、歴史をつなぐものとして、広島、そして世界にとって最も意味深い行事となります。どうか皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
広島大仏を知り、広島の戦後復興の歴史を知ってもらうためにお披露目します。また大仏さまに平和になった広島を見てもらいたいです。
広島大仏出開帳 里帰りプロジェクト 実行委員長 松田哲也
戦後、広島市民の心のよりどころであった広島大仏が発見されました。私もそうですが、市民の失われた記憶を取り戻すべく、この度、広島大仏の里帰りを実現させたいと思います。ぜひ皆様からのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。